【2017/6/2】仏青報恩講・総会

 去る6月2日、高田別院にて仏青の報恩講、ならびに公開講演会と総会が開催されました。

 報恩講は30名ほどの参加で、公開講演会講師は仙台の関口真爾氏に御法話をいただきました。

 総会では今年度の行事開催報告と次期三役の発表がありました。

【参加者の声】

仏教青年会報恩講出仕

直江証成

 仏教青年会に入会してからほぼ毎年、仏教青年会主催の報恩講にお参りさせてもらっている。形はともかくとして様々な思考や願いで勤められてきた。近年は仏教青年会の会員に本山の声明講習を受講してきた人が多くなってきたこともあり、大谷派の儀式作法に則り本堂の内陣・外陣に出仕する形で勤めている。私が仏教青年会に入った頃、先輩方から「仏教青年会だからこそ聞けることがたくさんあるんだ」と教えられた。教区や組、自坊も含めて特に儀式作法の現場に出ると、なかなか聞けない。しかし仏教青年会の中では同世代ということもあり、地域・組を超えて気兼ねなく聞き合い、学ぶことができる。疑問をまとめて先輩に聞くこともできる。今回もそんなことを感じる瞬間がいくつかあった。先輩に教えられた「仏教青年会だからこそ聞けること」。語り合える場所。大事にしていきたい。


【参加者の声2】

「教区仏青報恩講に参加して」滋野康賢
「支援者は被災者のためにできることを考えて行動するが、それが被災者の要望と一致するとは限らない。(=ミスマッチ)支援活動で最も大事なことは、被災者と支援者が一緒に考えること(=マッチング)である。」
震災支援に今も携わる講師のこの言葉に、私は日ごろからマッチングの心(寄合談合)を忘れていないか?とハッとさせられた。
また、当日資料に載せてあった津波で子を亡くした母のメッセージが強く心に残った。
「あの日大勢の人たちが津波から逃れる為、この閖中を目指して走りました。
街の復興はとても大切な事です。
でも沢山の人達の命が今もここにある事を忘れないでほしい。
死んだら終りですか?
生き残った私達に出来る事を考えます。」
 震災のいたみを忘れず、寄り添い伝えていく活動も大事な支援の一つであると、気づかされた講演会だった。