【2017/3/7】仏青学習会「装束」~七条袈裟〜

【参加者の声】

仏青学習会『装束―七条袈裟―』に参加して    岩崎 歩

 

 先日、仏教青年会主催の研修会『装束―七条袈裟―』に参加させていただきました。講師に東本願寺式務部堂衆松村大榮氏をお迎えし講義と実習が行われました。講義では、真宗大谷派の様々な仏事における衣体、持物、履物の種類と説明をしていただきました。その中で「一切荘厳」「皆説法」装束や声明、作法など全てが荘厳であること、そしてその全てが説法と言えるように心がけなければならないことを教わりました。日頃の寺院での荘厳において、その意識が欠いている自分を見つめるキッカケをいただきました。

 また実習では、講師の指導のもと、グループに分かれ七条袈裟や袍裳の正しい付け方を教えていただきました。御遠忌を前に、素晴しい学習の機会となりました。

 このような、中央の専門家に教えをいただく機会はなかなかありません。講義や実習で学んだことをこれからに生かせたらと思います。

 

 【参加者の声2】

仏青学習会「装束」~七条袈裟~に参加して    小笠原栄子

 

 法要座次によって着用できる法衣の色、着用できない法衣の色がある事は、知っていましたが、

今の私には、どの法要座次がどの色の法衣を着用できるのかできないのかは分かりません。

 よく、住職が口うるさく法衣の色について話しているのを耳にしますが、正直、「目をつぶっていればいいのに」「分からない人は分からないのだから」としか思っていませんでした。

 七条袈裟の着付けも、住職と葬儀に一緒に出る機会が何度ありますが、毎回正しく着付けが出来ているかと言われれば、間違いなく出来ていません。一番重い装束の七条袈裟であるにも関わらず、「とりあえず着せればいいや」と思う私。

 学習会にて、七条袈裟の着付けの仕方を教わりそして実技で実際に着付けの手伝いをさせて頂き、改めて七条袈裟は一番重い装束であり、一つ一つの着せ方のよって重々しいが違ってくるのを感じました。松村先生がおっしゃっていた『装束を着用する心構え・お敬いの心も荘厳』の言葉を常に頭に入れてこれからも色々と学んでいこうと思います。